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よのなか科

東京都杉並区立和田中学校

今日テレビで、和田中学校の“よのなか科”の授業がとりあげられておりました。
民間初の公立中学校校長である藤原和博さんが、教育というステージで
“学校の革新”という公的なプロジェクトに挑戦されております。

現在の子どもも親も「勉強をする意味は何ですか?」と問われても答えられません。
「義務だから」とか「いい学校に進学して、いい会社に就職するため」とか、
はっきりと答えられない方がほとんどです。

そういった現代で、人間の生きる本当の意味を教えてくれる“よのなか科”の授業は
大変感動しました。
今回のテーマは「ホームレス」。
公開授業なので、地域のお年寄りや保護者も参加しての授業です。

まずは、子ども達に自由にイメージさせ、決して先生の考えやイメージを一方的に押し
つけることはありませんが、必ず、悪いイメージと良いイメージの両方を考えさせます。

そして一人ずつ自由に発表させ、実際に起こった事件を読み上げ教えておられました。

その後、「排除すべき」か「排除しない」かグループ分けし、互いに討論させます。

その後、本物のホームレスの方が現われ、質問会を開かれました。

子ども達は、会話の中で、そのホームレスの方は新宿で仲間の方々とゴミ拾い運動を
していることがわかり、だんだんと表情も変わってきます。

そのホームレスの方は子ども達と会話すると、自然と涙が出ていました。

答えは一つではない、それぞれ各自自分の中にある、正解のないテーマの中で、
子ども達は自分で考えることによって、“学ぶ意味”“生きる力”を学んでいくのです。

その他にも、生徒の意識改革を実施。
まずは、カビ臭い図書室を改造。藤原校長が全て目を通して厳選した漫画本をおき、
世界地図のマットを用意。子ども達の居場所を作りました。
校長室にも漫画本を置き、いつでも子ども達が読みに来て良いことにしたり、
一緒にテニスをしたり、生徒ひとりひとりとのコミュニケーションを大切にされて
おりました。

また、一年を三学期制ではなく、フォーシーズン(春・夏・秋・冬)にわけ、
学力テストを4度行うことによって、ばんかいのチャンスを多く与えたり、
50分授業を45分授業にし、コマ数を増やし、土曜日の寺子屋(年間5000円程の負担)
という“どてら”を開設、基礎学力の充実も図っておられました。

修学旅行は“農村地帯”で農作業を何日か体験したり、朝の10分間読書も欠かさず実施。

ある女子生徒は、
「言われたとおり強制されて勉強するのではなく、自ら意味を見いだし考え、
 将来の夢の為に知識を蓄えていくことの大切さを学んだ」
と話していました。

複雑化した現代は、レッテル付の教育だけでは到底無理な時代となってきているのです。
“よのなか科”で、地域社会コミュニケーションの復興を目指すとともに、
“世の中を動かせる人になるための技術と知識を身に付けるために勉強する”と
いうことを教えておられました。

藤原先生曰く、良い学校とは、偏差値が高いとか、環境が良いとかではなく、
“進化し続ける学校”なのだそうです。

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